日本ふとん製造協同組合(JFMA)
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ふとんと健康【ダ二とアレルギーについて】

現代人にとって、アレルギーは身近な問題です。
花粉、医薬品、ハウスダスト、金属、食べ物などその原因(アレルゲン(抗原))は様々ですが、代表的な原因のひとつが、ダニアレルゲンです。
ダニが原因でアレルギー反応を起こす人は非常に多くいます。
ですが、人間にとって快適な環境では、ダニがいなくなることはありません。

ダニを増やさず、寄せつけない工夫を

殺虫剤でダニを死滅させても、放っておけばダニはまた増えてしまいますし、ダニの死骸もアレルゲンになるといわれています。

そこで、直接肌に触れることの多いカーペットやふとんに、ダニを寄せつけない「防ダニ加工」製品をお使いいただくことで、安全でしかも高い効果を期待することができます。

もちろん、ダニを増やさないためには、ふだんのお手入れがとても大切です。

「掃除」と「換気」が防ダニ効果アップの決め手

ダニは清潔な環境が大の苦手。ダニは、フケ、アカ、カビ等をエサとして繁殖します。
「防ダニ加工」の効果をより高めるためにも、日常のお掃除がとても大事です。
また、ダニは高温多湿を好みます。窓を開けて換気することも、ダニの繁殖を防ぐ大きなポイントになります。

部屋の掃除(カーペット等)

風通しをよくし、掃除機をゆっくりとていねいにかけます。
掃除は週に二回以上を心掛けましょう。

ふとん

晴れた日には天日乾燥させるために干しましょう。
干した後、掃除機の吸込口をふとん用に取り換え、ふとんの表面にていねいに掃除機をかけると非常に効果的です。
(ダニは、主にふとんの中ではなく表面にいます)
また、ダニを死滅させるためには、ふとん乾燥機も有効です。
乾燥機を使った後は、必ずふとんの表面に掃除機をかけてください。

ダニを寄せ付けない「防ダニ加工」製品について

インテリア・寝装業界では「インテリアファブリックス性能評価協議会」を設立し、防ダニ加工カーペットや防ダニ加工ふとんの新しい品質基準を作成しました。

新基準には、

  1. ダニを寄せつけない「忌避効果(きひこうか)」
  2. ダニを増やさない「増殖抑制効果」

の2種類があり、どちらも厳しい基準値を定めています。

また、加工薬剤の安全性についても厳しくチェックし、これらの基準に合格した製品だけに統一マークが表示されます。
カーペットやふとんをお求めの際には、このマークを目印に、「防ダニ加工製品」をお選びください。

2つの新品質基準

忌避効果

カーペットやふとんにダニを寄せつけない効果です。
殺虫を目的としたものではなく、あくまでも寄せつけないことを目的としています。

増殖抑制効果

ダニは数週間単位で産卵・ふ化を繰り返し、その数を増やしていきます。
ダニが入りこんだ場合に、ダニが増殖することを阻止して、ダニの数を減らしていきます。

防ダニ効果の持続性

防ダニ効果がどの程度持続するかは、重要なポイントです。
協議会ではアレニウスの原理(下記参照)を参考にして、約3年使用後の状態を人工的に作り出し、その状態で効果の判定を行います。

※アレニウスの原理:
高分子物質は、温度が7℃上昇するたびに、同じ時間で約2倍の時間が経過した状態になるという原則。
防ダニ加工薬剤は高分子物質なので、大阪の平均気温(16℃~17℃)を基にこの原理を適用すると、81℃で48時間の熱処理をすることで、約3年の時間経過と同じ状態になります。

加工法の安全性

カーペットやふとんは直接肌に触れることが多いため、加工薬剤についても安全なものを使用することが重要です。
協議会では、毒性試験や皮膚刺激試験などにより、使用している薬剤の安全性を確認しています。